静岡県「平成27年度 日本平山頂シンボル施設建築工事設計業務」 公募型プロポーザル 案

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■設計主旨:本計画では3つのコンセプトを軸として提案を行っている。

1.東海道・久能山東照宮の2方向からのアクセスを結ぶ広場空間

2.床坐の眺望空間

3.山頂にかかるフラットな屋根

 

これらの方針を導く背景について以下に述べる。

1.現在では日本平パーキング側からのアクセスが吟望台へのメインアプローチとなっているが、2方向からの動線の結節点となる山頂部では双方からのアクセスを想定し、さらに双方の動線へ人の流れが発生するような回遊性が必要であると考える。近年整備が進められている日本平パーキング側は現代的な特性をもち、久能山ロープウェイは久能山東照宮へと導く歴史的な特性をもっている。2つの動線をつなぎ合わせることは現代と歴史をつなぎ合わせ、日本平周辺の観光において大きな効果をもたらすものと考える。

2.本提案では観光客に対する「もてなし」が重要な要素であると考える。一般的な展望施設では眺望の前を次々に人が流れしまい、訪れた人々がほっとくつろげる時間を作り出すことが難しい。また、オリンピックの開催を視野に入れた施設計画であることから、海外の観光客が和を感じることができる空間づくりも同時に求められている。ここを訪れる人が畳の上に腰を下ろし、ゆっくりと風景を楽しめるような空間づくりが必要であると考える。

3.本計画では前庭と一体となった施設計画が求められており、また山頂部という特殊な環境においては人々を日射等から守り、安らぎを与える空間が必要であると考える。さらに前庭と一体となった施設計画によりイベント等に積極的に活用されるスペースを設けることによって、山頂という場所に人々が集まる機会を作り出し、その光景が日本平山頂を象徴するものとして国内外にアピールされることが期待される。

 設計者:前田勝浩 大倉健
建物概要

Project. NIHONDAIRA symbol facility『Summit of flat』
建設場所:静岡県
建物用途:展望施設
建物構造:鉄骨3階
建築面積:735㎡
延床面積:824㎡

(c)前田勝浩建築設計事務所・AO設計室 設計共同企業体