2018.4.09
組立て式パビリオン
ある方から、静岡のゴールデンウィークで開催されるイベントで、駿府城内で行われるパフォーミング・アートの舞台をデザインしました。
オファー内容として「現代サーカス」ができる組立て式パビリオンということで計画しました。
予算も厳しいことまり、できるだけシンプルなデザインを心がけました。
そこで、柱と梁の部材は一般的な木材の105×105を使って約6mのキューブとなるように考えました。
一番プライマリーな形態だと思え、主張しない建築と動きのあるパフォーマンスとの対比を意識していて決定しました。
各接合部はボルト金物固定として、ブレースとテント布で壁を浮かせたもので、素人でも組み立てるようにしました
屋根は、45×45の垂木を格子組としてポリカーボを乗せるようにして、先端は軽く見せることと、
周辺となじむように格子だけにしてあります。
夜は「行燈」のように光のたまりをつくることで、空間に場所性を持たせることとしました。