2018.5.01
奈良、古寺巡礼 -室生寺-
古寺巡礼のために奈良へ。
私は伝統的な日本建築に関心があります。特に奈良は京都よりもシンプルで力強い建築が多くてダイナミックな雰囲気がします。
奈良の朝は室生寺から始まりました。
シャクナゲの季節。小雨が杉や新緑を美しくしてくれます。
室生寺の金堂は、増築することでこのようなダイナミックな建築となりました。
室生寺は小さな五重塔で有名です。
1998年の台風で残念ながら被害を受けました。今までの長い歴史の中で起きなかったことが何故おきたのでしょう、、、。
廻りの木々の管理の仕方(枝を切る等)に問題があったのかもしれません。
しかし、修復されて美しくなり新築のような姿となって個人的には好きです。本当に感動的な美しさですね。
さて、この五重塔は16m程度で、興福寺五重塔の3分の1位のとても小さいものですが、可愛らしくもなぜか荘厳な様相もあります。
その理由はこの高い石段の下から見上げることにあります。塔そのものよりも石段までの高さの方が高いのかもしれません。
また、逓減率というのですが、初層の屋根から徐々に上の屋根にむかって小さくなる比率が少ないのです。真下から見上げることを想定していたとしか思えません。
これによって、高さよりも横に広がる屋根を大きく見せることで、登ってくる人に対して建物に威厳を与えることに成功しています。
垂木が四角と丸太を組み合わせています。優しい雰囲気がありますね。これはこの時代特有かもしれません。
後から見ると屋根の出が大きいことに気が付きます。